フランス人の生化学者であるルネ・モーリスガットフォゼが命名
アロマセラピーとは、花や樹木及び果皮などから取り出した香り豊かな天然の精油(エッセンシャルオイル / アロマオイル)と呼ばれる成分を主に嗅覚に対して適用する植物療法/自然療法の一種です。
(フランスメディカルアロマでは塗布や飲用による精油の薬理作用を重視) 精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)とは、植物の花、葉、果皮、樹皮などの天然素材から抽出した芳香成分(有機化合物)で、天然100%純粋な植物作用が濃縮されたオイルです。 Vertical Divider
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<定義>
「大脳内、特に大脳辺縁系にある嗅覚回路への刺激を通して、リラックス、気分高揚、感受性、幸福感、安寧といった様々な特定の感情や気持ちを、においの働きが起こさせるフレグランス技術と心理学との相互関係について探求する科学」とされています。 香りを使って神経疾患、精神疾患、脳疾患などの不調を改善するテラピー
香りの感覚が人間の心身に及ぼす影響を生理心理学手段によって解明する研究
香りを使って人々の感情、情動、ストレスマネージメントをするメソッド
かつては、香りは、フレグランス、パルファンとして人々の生活を豊かにする嗜好品で、香り・嗅覚の研究はされてこなかった。
1991年に嗅覚受容体遺伝子が発見されたことで、香りが脳にどのように作用しているかという科学的な研究が進んだ
アロマコロジーは「香り」が脳に作用することによって脳が司っている体の機能や心の状態を調整したり改善してくれる治療法の一つとして捉えられ、発展。
この「アロマコロジー」という言葉自体は香料業界のもののためアロマテラピーとは異なるアプローチのものになります。(アロマテラピーは1930年代ルネ・モーリスガットフォゼから始まったもの)
その後、フランス人の調香師 パティ・カナックという嗅覚のスペシャリストがアロマコロジーのメソッドを精油を使って始めたのが「フランス式アロマコロジー」になります。
そのため、本来のアロマコロジーともアロマテラピーとも違うアプローチとなっています。
(イメージとしては香料業界の本来のアロマコロジーと自然療法のアロマテラピーを合わせたものが、「フランス式アロマコロジー」という感じです) 本来のアロマコロジーとは 「香りと心理学の相互関係」
(アロマセラピーでは100%天然の良質な精油を使用のため香料に対しての考え方が大きな違い) では、フランスアロマコロジーとは
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香り(精油)にはそれぞれに違う作用があります。
フランスアロマコロジーとアロマセラピーでもアプローチが違うため作用の捉え方にも違いがあります。
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【嗅覚の特異性と香りの関係性】
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嗅覚の特異性は、嗅覚刺激は大脳新皮質で認識される前に、直接大脳辺縁系に伝わり、さらにその刺激が視床下部(身体の生理機能を変化させる)に伝えられることです。
香り(精油)は大脳辺縁系や脳幹に直接働きかけてリラックスさせたり、ストレスを軽減させたり、感情や行動に変化を与えることができます。 要するに、簡単な言い方をすると・・・、
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呼気→気管支→肺→肺胞→血液循環→全身器官→肝臓→腎臓→尿(呼気、汗、便)
(わずかに鼻粘膜からも吸収されて血液に入る精油成分もあります。) Vertical Divider
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表皮→真皮層→血管・リンパ管→血液循環→全身器官雨→肝臓→腎臓→尿(呼気、汗、便)
精油の分子はとても小さいため毛嚢や汗腺から皮膚に浸透します。体格や皮膚の状態により吸収率や吸収量に違いがあります。
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アロマコロジーでは主に1そして2が作用します。
(当サロンでは積極的な飲用はお勧めしていません)
トリートメントでは1~3が作用します。
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当サロンでは約70種類以上の中から香りを選びます。
それぞれに揮発性が違うためトップノート、ミドルノート、ベースノートの3つに分類されます。
香りの揮発度は香りの持続性と連動しているためブレンドの時にはこの3つをバランスよくブレンドします。
香りのカウンセリングとトリートメントではブレンドの方法に違いがあります。
トリートメントでは体に塗ることが前提となっているため、その方の体の状態に合わせて香りと肉体のどちらの作用もあるものを選んで3種類~5種類の精油でブレンドをしてトリートメントをします。
それに対して香りのセッションでは香りの作用のみにフォーカスするため、バランスの良い天然香水のような香りになることを目指します。そのため約10種類前後のブレンドをして香りに複雑さや奥深さを出していきます。
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